テキサスホールデムゲームの基本的な流れ

1. プレイヤーB：⇒ディーラーボタン（BTN）
2. プレイヤーC：⇒スモールブラインド（SB）
3. プレイヤーD：⇒ビッグブラインド（BB）
4. プレイヤーE：⇒アンダーザガン（UTG）
5. プレイヤーF：⇒アーリーポジション（MP1）
6. プレイヤーA：⇒ミドルポジション（MP2）

プリフロップのラウンドは、ゲームの第1ランドドにあたり、プレイヤーCから時計と回りにスタートします。全員にカードが配られる前に、スモールブラインド（SB）とビッグブラインド（BB）のプレイヤーCとプレイヤーDは、規定の強制ベットを置きます。全員へカードが二回りで2枚配られます。次にゲームで初めてのアクションをする立場のアンダーザガン（UTG）［※１］のプレイヤーEは、【コール】を選択して［$10］をベットしました。プレイヤーFも、【コール】を選択して［$10］をベットしました。プレイヤーAは、カードの手が悪いので【フォールド】を選択して、このゲームを降りました。次に他のプレイヤーの状況を知ることの出来るポジション的に一番有利なディーラーボタン（BTN）であるプレイヤーBは、カードの手が良いので【レイズ】を選択して［$20］をベットしました。

［※1］アンダーザガン（UTG）と呼ばれる理由：ゲーム中、強制ベットする立場の（SB）（BB）の次のポジション（UTG）は、最初のアクションを起こす立場にあり、ゲームの情報が何も無い状態のためガン（銃）にさらされている意味で最も悪いポジションです。

第1ラウンド①プリフロップでのラウンドで全員のプレイヤーの賭けチップが揃わなかったために再度賭けチップを揃えるためにゲームを続け、次のラウンドへ進めます。ここでは、プレイヤーCは、差額の$15のベットを行わないで【フォールド（Fold）】を選択してゲームから降りるアクションをしました。続いて、プレイヤーDは、【レイズ（Raise）】を選択し賭け金を$30上乗せして合計$40にしました。プレイヤーEとプレイヤーFは、カードの手が悪いので【フォールド（Fold）】を選択してゲームを降りました。プレイヤーBは、差額の$20で【コール（Call）】しました。これで残ったプレイヤーのチップ額が同額に揃いましたので次のラウンドへ進めます。

• フォールド［Fold］（ダウン）：カードの数値により勝ち目が無いと分かったのでゲームから降りることを指します。カードをディーラーへ返し、賭けた金額は没収されます。
• チェック［Check］：コールとかレイズなどの$1も賭けずに次のプレイヤーへアクションを回すことをパスと言います。
• ベット［bet］：チップを賭けることを指します。それまでに誰も賭けていない場合にベット(bet)と言います。
• コール［Call］：それまでに他のプレイヤーがベットのアクションを行っていた場合に同額を出すことを指します。
• レイズ［Raise］：それまでに他のプレイヤーがベットしていた場合に上乗せすること指します。

アンダーザガン（UTG）以降のプレイヤーは、既にビッグブラインド（BB）がチップを賭けているため【チェック（パス）】のアクションをすることはできません。手持ちのカードがそこそこの場合は、ビッグブラインド（BB）と同額を賭ける【コール（Call）】または、上乗せして賭ける【レイズ（Raise）】をするか、ゲームを降りる【フォールド（Fold）】の選択ができます。

プリフロップの第1ラウンドのアクションが１巡したところで、勝負を続けているプレイヤーの中で他のプレイヤーの賭け金よりもチップが少ない人が居た場合、ディーラーはアクションを促していきます。つまり、各ラウンドでは、賭けチップがそれぞれ同額になるようにしなければ次のラウンドに進むことはできません。自分のアクションより先に多く賭けているプレイヤーが居た場合、【チェック（Check）［パス］】することはできませんので、他のプレイヤーの同額かそれ以上の額を賭ける【レイズ（Raise）】を選択します。しかし、それができない場合は、【フォールド（Fold）】を宣言してゲームを降ります。【フォールド】した場合は、賭けたチップは、没収されます。

第1ラウンドの勝負でプレイヤー全員の賭け金がそろうと、【コミュニティーカード】が表向きに3枚開示され、【フロップ（flop）の】第2ラウンドの勝負に進みます。プレイヤーBとプレイヤーDは、それぞれの持ちカード2枚と【コミュニティーカード】3枚との状況から【チェック（Check）】のアクションを取り、勝負を次の第3ラウンドの【ターン（Turn）】へ持ち越しまた。次の第3ラウンドの【ターン（Turn）】では、四枚目のコミュニティーカードが開示されます。

第3ラウンドの【ターン（Turn）】では、四枚目のコミュニティーカードが開示され、プレイヤーBとプレイヤーDは、自分の持ちカードとコミュニティーカードを見比べて次のアクションを決めます。このラウンドになると【ポット（）Pot】の合計賭け金も高額になるため、次のアクションを決定する判断がこれまで以上に難しくなります。ここでは、プレイヤーDは、自分の手は［K・K］の状態から更に良い条件とならないにもかかわらず［$30］のベットを選択して合計［$70］としました。一方、プレイヤーBは、［$30］を賭けて【コール（Coal）】しました。次の勝負の場である最後の第4ラウンド【リバー（River）】へ進めます。

第3ラウンドの【リバー（River）】では、最後のコミニュケーションカードが開示され、ラウンド最後のアクションになり、賭け金をそろえます。ここでは、プレイヤーDは、最後のコミニュケーションカードでも良い手が得られないので【チェック（Check）】のアクションを選択しました。また、プレイヤーBも、地震の手がそろわないので【チェック（Check）】のアクションを選択しました。次に、お互いのカードをオープンにする【ショーダウン（ShowDown）】へ進みます。

テキサスホールデムポーカーゲームの1ラウンドはこの【ショーダウン（Show Down）】で終了です。最後まで残ったプレイヤーがカードをオープンにして、一番強い数値のカードのプレイヤーが【ポット（Pot）】の賭け金の全額を獲得します。

ここでは、プレイヤーDが$165を獲得しました。しかし、プレイヤーDの賭け金が$70ですので、その分を差し引くと実質$95の獲得になります。